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もう迷わない!「香水」と「オードトワレ」の違い|あなたに最適な選び方

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もう迷わない!「香水」と「オードトワレ」の違い|あなたに最適な選び方
本記事で解決できる悩み
  • オードトワレを買ったけど、思ったより香りがすぐ消える…
  • ボトルの『EDP』『EDT』って書いてあるけど、結局どっちが自分に合うの?
  • 香りを長持ちさせたいけど、強すぎて『香害』になるのは怖い

その悩み、実は「香りの濃さ(賦香率)」というたった一つの違いを知らないことが原因かもしれません。同じブランドの同じ香りでも、この違いを知らないと「こんなはずじゃなかった」と後悔しがちです。

そこで今回は、365日香水をTPOで使い分ける香水男子の私が、この複雑な違いを徹底解説します。

この記事では、単なる濃度の違いだけでなく、シーン別の使い分け、プロが実践する「ふんわり香らせる」付け方のコツまで網羅。

最後まで読めば、もう二度と「買ったけど違った…」という失敗がなくなり、TPOに合わせて香りを自信を持って使いこなせるようになります。

結論から言うと、違いは「香りの濃さ」と「持続時間」。日常使いならオードトワレ、特別な日ならオードパルファムを選びましょう。

目次

【比較表】香水とオードトワレの違いは「香料の濃度」!オードパルファム、オーデコロンまで徹底解説

【比較表】香水とオードトワレの違いは「香料の濃度」!オードパルファム、オーデコロンまで徹底解説

「香水」と一口に言っても、なぜこんなに種類があるのでしょうか?実は、その違いは非常にシンプルです。

ボトルの裏などで見かける「オードパルファム」や「オードトワレ」といった表記は、香りの強さや持続時間を示しています。まずは、その違いを生み出す根本的な理由から見ていきましょう。

違いの正体は「賦香率(ふこうりつ)」と「香りの持続時間」

そもそも「香水」と呼ばれるアイテムは、すべて「香料」と「アルコール(と蒸留水)」を混ぜ合わせて作られています。

このアルコールに対して「香料がどれくらいの割合で含まれているか」を示す数値のことを、専門用語で「賦香率(ふこうりつ)」と呼びます。

この賦香率(濃度)が高ければ高いほど、香りは豊かで強くなり、一度つけた香りが長持ちします。逆に、賦香率が低ければ、香りは軽やかでやさしくなり、持続時間は短くなります。

つまり、「オードトワレ」や「オードパルファム」といった名前の違いは、この「賦香率(濃度)」の違いによって決められているのです。

一目でわかる!香水4種(EDP, EDT, EDC, P)の比較

では、具体的にどの種類がどれくらいの濃度と持続時間なのでしょうか。 一般的に香水は、濃度の濃い順に「パルファム」「オードパルファム」「オードトワレ」「オーデコロン」の4つに分類されます。それぞれの特徴を一覧表で比較してみましょう。

種類(略称)賦香率の目安香りの持続時間(目安)香り立ちの特徴
パルファム (P)15~30%7~12時間最も濃く、深みがある。フォーマルな場にも。
オードパルファム (EDP)10~15%5~7時間華やかでしっかり香る。持続性が高い。
オードトワレ (EDT)5~10%3~4時間バランスが良く、やさしく香る。日常使いしやすい。
オーデコロン (EDC)1~5%1~2時間ライトで爽やか。リフレッシュや気分転換に。

※上記の数値はあくまで一般的な目安です。ブランドや使用されている香料の種類(例:シトラス系は香りが飛びやすい)によっても、持続時間は前後します。

ちなみに、略称の「EDP」はフランス語の「Eau de Parfum(オー・ド・パルファム)」、「EDT」は「Eau de Toilette(オー・ド・トワレ)」の略です。「Eau(オー)」はフランス語で「水」を意味します。

オードトワレとは?日常使いしやすい軽やかさが魅力

オードトワレ(Eau de Toilette / EDT)は、香水の種類の中で最もスタンダードで、市場に出回っている商品の種類も非常に豊富なタイプです。

賦香率は5〜10%と中程度で、香りの持続時間は3〜4時間ほど。強すぎず、弱すぎず、非常にバランスの取れた香り立ちが特徴です。

「香水をつけています」と過度に主張しすぎないため、オフィスや学校、普段のお出かけなど、TPO(時・場所・場合)を選ばずに使いやすいのが最大の魅力と言えます。

香水初心者の方が「最初の一本」として選ぶのにも最適です。

オードパルファムとは?深みのある香りが長く続く

オードパルファム(Eau de Parfum / EDP)は、オードトワレよりも一段階、香料の濃度が高いタイプです。

賦香率は10〜15%で、持続時間も5〜7時間と長め。そのため、朝一度つけると、付け直しをしなくても夕方頃まで香りを感じられることが多いです。

香料の濃度が高いぶん、時間の経過とともに変化する「香りの奥行き(ノートの変化)」も楽しみやすいのが特徴です。オードトワレの香りがすぐに消えてしまうと感じる方や、デート、パーティー、長時間の外出など、香りをしっかりと印象付けたい特別なシーンにおすすめです。

「どっちがいい?」オードトワレとオードパルファムの使い分け!シーン別・目的別のおすすめ

「どっちがいい?」オードトワレとオードパルファムの使い分け!シーン別・目的別のおすすめ

香りの「違い」は分かったけれど、「結局、私にはどっちが合っているの?」と迷ってしまいますよね。

オードトワレ(EDT)とオードパルファム(EDP)、どちらを選ぶべきか悩んだときは、「あなたが香水をつけたい場面」や「どれくらい香らせたいか」を具体的にイメージするのが一番の近道です。

それぞれの特徴が活きる、おすすめのシーンや人物像を詳しく見ていきましょう。

(1) オードトワレ(EDT)がおすすめな人・シーン(日常、オフィス、食事など)

オードトワレ(EDT)の最大の魅力は、その「やさしい香り立ち」と「TPOを選ばない汎用性」です。

▼こんな人におすすめ

  • 香水をつけるのが初めての方
  • オフィスや学校など、周囲に人がいる環境で使いたい方
  • 強い香りで「香水酔い」しやすい方
  • 食事の予定がある日(料理の香りを邪魔しにくいため)
  • 日中と夜で香りを変えたい方(持続時間が3〜4時間と短めなため)

▼具体的なおすすめシーン

  • 普段の通勤・通学: 満員電車やバスの中でも、周囲に不快感を与えにくい、ほのかな香りが適しています。
  • 職場や学校での使用: デスクワーク中や授業中も、強すぎない香りが自分自身をリフレッシュさせてくれます。いわゆる「香害」を避けたい場面に最適です。
  • ランチやカフェ: 繊細な料理やコーヒーの香りと喧嘩しにくい、軽やかな香り立ちが好まれます。

(2) オードパルファム(EDP)がおすすめな人・シーン(長時間、デート、華やかな場)

オードパルファム(EDP)は、「豊かな香り」と「優れた持続性」が特徴です。自分の個性をしっかりと表現したい時や、香りを長く楽しみたい日に最適です。

▼こんな人におすすめ

  • 香りを1日中しっかり持続させたい方
  • 香りの変化(トップ→ミドル→ラストノート)をじっくり楽しみたい方
  • 日中、頻繁に付け直しができない方
  • 香りで自分の印象をしっかり残したい方

▼具体的なおすすめシーン

  • デートや特別なディナー: EDTよりも深く豊かな香りが、あなたの魅力をより一層引き立ててくれます。
  • 結婚式のお呼ばれやパーティー: ドレスアップした華やかな服装にも負けない、存在感のある香りが空間に映えます。
  • 長時間の外出(例:テーマパークやイベント): 朝つけた香りが夕方から夜まで続くため、付け直しの手間がありません。荷物を減らしたい旅行先にもおすすめです。

【種類別】香水の上手な付け方。「ふんわり香る」プロのコツ

【種類別】香水の上手な付け方。「ふんわり香る」プロのコツ

せっかくお気に入りの香水を選んでも、付け方を間違えると「香りがきつすぎる…」と周囲に思われたり、自分でも香りに酔ってしまったりします。

香水は「種類(濃度)によって付け方を変える」のが、上手に「ふんわり香る」ための最大のコツです。まずは、多くの方が無意識にやってしまいがちな「NG例」から見ていきましょう。

付け方のNG例:手首でこするのは間違い?香りが変わる理由

香水を手首につけたあと、両手首をこすり合わせるのは避けるべきです。

香水には揮発スピードの異なる香料が複数含まれています。摩擦で熱が加わると粒子が壊れ、香りのバランスが崩れてしまいます。本来ならトップノートからラストノートへと穏やかに変化する香りが、一気に立ち上がり、繊細なグラデーションが失われます。

さらに、急に香りが強く放たれるため、周囲にきつい印象を与えることもあります。香水を手首につけたら、こすらず、反対の手首で軽くトントンと押さえるようにしましょう。そのひと手間で、香り本来の美しさを長く楽しめます。

オードトワレは「面」でふんわり香らせる付け方

オードトワレは軽やかな香りが魅力です。その特徴を引き出すには、香りを「点」ではなく「面」でまとうように意識して付けると自然に仕上がります。

香りは下から上に立ち上がる性質があります。膝の裏や足首の内側、太ももの内側に1プッシュずつ付けると、動くたびにふんわりと香りが広がります。体温が低い部分なので香りが強くなりすぎず、心地よい余韻を保てます。

広く柔らかくまとうなら、空中にスプレーしてくぐる方法もおすすめです。自分の前方や頭上に1プッシュし、その下を通るだけで、髪や服に均一に香りがまとわります。軽い霧のように広がり、清潔感のある印象を演出できます。

オードパルファムは「点」でしっかり持続させる付け方

オードパルファムは香りの持続性が高く、濃度も高めです。そのため、広くつけるよりも「点」で控えめにまとうのが上品に仕上げるコツです。

香りをのせる場所は、体温が高く脈打つポイントが最適です。手首の内側や耳の後ろ、うなじの髪の生え際などに少量つけると、体温で自然に香りが立ち上がります。

それぞれの箇所に1プッシュずつ、全体で2〜3プッシュ以内に抑えるのが理想です。オードパルファムは少ない量でも十分に香るため、少し控えめに感じるくらいが、まわりには心地よい香りの印象になります。

違いがわかる!初心者にもおすすめな人気の香水(オードトワレ・オードパルファム)

違いがわかる!初心者にもおすすめな人気の香水(オードトワレ・オードパルファム)

ここまで種類や付け方の違いを解説してきましたが、やはり「具体的にどの商品が人気なの?」と気になりますよね。

「オードトワレ」と「オードパルファム」それぞれで、香水初心者の方でも挑戦しやすく、多くの方に愛されている「定番の香り」を厳選してご紹介します。まずは軽やかなオードトワレから見ていきましょう。

【オードトワレ】人気のおすすめ3選

オードトワレは、軽やかでTPOを選ばないのが魅力です。清潔感があり、誰からも好かれやすい香りを選ぶのが失敗しないコツです。

現代的な心地よさの象徴 — メゾン マルジェラ「レプリカ」レイジーサンデー モーニング


トップノート(第一印象)

香りの幕開けは、ペアーアコード、リリーオブザバレー(スズラン)、そしてアルデヒドです 。ジューシーな洋梨がモダンでほのかなフルーティーさを、スズランがクラシックでクリーンなフローラルの印象を与えます。
ここで決定的な役割を果たすのがアルデヒドです。この合成香料は、香りが甘くなりすぎるのを防ぎ、洗い立てのリネンにアイロンをかけた時のような、パリッとした、あるいは少しメタリックな質感を完璧に再現します 。   

ミドルノート(香りの核心)

香りの中心をなすのは、アイリスアコード、ローズアブソリュート、オレンジフラワーです 。アイリスが高級化粧品を思わせるソフトでパウダリーな優雅さをもたらし、ローズとオレンジフラワーが主張しすぎないクリーンなフローラルノートで全体を支えます。この組み合わせが、香りの核となる「柔らかな肌」のアコードを生み出しています。 

ベースノート(余韻)

香りの土台は、ホワイトムスク、インドネシアンパチョリ、アンブレットシードです 。主役となるホワイトムスクは、このフレグランスのシグネチャーである、まぎれもない「洗濯洗剤」や「柔軟剤」の効果を生み出します 。パチョリは土っぽさを感じさせずに深みと温かみを与えるために控えめに使われ、アンブレットシードが洗練された植物的なムスクの質感を加えています。   

レイジーサンデー モーニングがなぜ一貫して「万人受けする香り」と評されるのか 、その成功は、不快感を与えないこと、そして「清潔さ」という普遍的に肯定的な概念との結びつきにあります。それはまさに典型的な「オフィスで使いやすい」香りです。   

性別を問わないその成功も特筆すべき点です。男女両方のランキングで常に上位に位置し 、厳格に性別で分けられた香水から、ムードやコンセプトを優先するフレグランスへと市場がシフトしていることを示す好例となっています。

さらに、その人気は「クリーンガール」という美意識や、香水らしくない、まるで素肌が香るような「スキンセント」への需要という、より広範な文化的トレンドと密接に関連しています。この香りは、清潔なシーツに包まれた清潔な肌の香りを完璧に表現しているのです。   

フェミニンな優美さの典型 — ディオール「ミス ディオール」ブルーミング ブーケ


トップノート(輝く序曲)

香りの始まりは、カラブリアンベルガモットとマンダリンです 。このシトラスのトップノートが、フレッシュで瑞々しいエネルギーを放ち、フローラルノートが重くなるのを防ぎ、すぐに気分を高揚させ、親しみやすい印象を与えます。 

ミドルノート(ロマンティックな核心)

ピオニーとダマスクローズの相互作用が展開されます 。主役のピオニーは、豊かで、少しグリーンで、水のようなフローラルノートをもたらし、モダンでロマンティックな感覚を生み出します。
ダマスクローズがクラシックでビロードのような豊かさを加えます。これらが一体となり、「ブルーミング ブーケ」という名の通り、切りたての花束のような印象を創り出します 。   

ベースノート(優しい抱擁)

柔らかくクリーンなホワイトムスクが香りの土台を築きます 。このベースノートは重さを加えるのではなく、むしろ肌のような繊細な温かみを与え、フローラルノートを定着させ、洗練された「完成された」感覚をもたらします。その石鹸のような清潔感が、幅広い層からの支持に貢献しています 。

このフレグランスは「可愛らしく」「ガーリーで」「フェミニン」といった印象で知られています。多くのレビューで「上品」「女性らしい」「可愛い」という表現が使われており、ブランドイメージと香りの印象が一致しています。

若々しさとエレガンスが調和しており、世代を問わず愛される点も特徴です。清潔感のある香りが日常にも特別な場面にも馴染み、幅広い層に選ばれています。

さらに、美しいボトルデザインとディオールというブランドの信頼性が高く評価されています。誰に贈っても喜ばれる香りとして人気があり、安全かつ贅沢なギフトの定番として定着しています。

男性的なカリスマの巨人 — ディオール「ソヴァージュ」


トップノート(爆発的なオープニング)

シグネチャーであるカラブリアンベルガモットとペッパーのオープニングは、非常にフレッシュでジューシー、そしてほとんど電気的と表現されるベルガモットと 、ペッパーのシャープでスパイシーな刺激が対照をなし、活気に満ちた、注目を集める導入部を創り出します 。

ミドルノート(アロマティックな核心)

完全なノート構成はディオールによって秘密にされていますが 、四川山椒、ラベンダー、ゼラニウムといったノートが指摘されています 。これらのノートは、アロマティックでわずかにフローラル、そして理髪店を思わせるようなフレッシュさを提供し、明るいトップと力強いベースの架け橋となります。

ベースノート(磁力的な余韻)

これこそが「ソヴァージュ」のアイデンティティの鍵です。希少なアンバーグリス(竜涎香)の合成代替物であるアンブロクサンに焦点が当てられます 。アンブロクサンは、アンバー、ウッディ、マリン、ムスクの要素を同時に持ち、パワフルで拡散性が高く、信じられないほど長持ちする余韻をもたらします。レビューで称賛される「セクシー」で「中毒性のある」品質は、このノートによるものです 。

「ソヴァージュ」は男性向けフレグランス市場で圧倒的な存在感を誇る代表的な香りです。登場以来、売上上位の常連であり、その知名度と人気は群を抜いています。街中で見かける機会の多さが、その商業的成功を物語っています。

愛用者からは「セクシー」「男性的」「自信に満ちている」「長く香る」と高く評価されています。身につけることで堂々とした印象を与え、ポジティブな自己表現を後押しする香りとして支持されています。多くの女性も魅力を感じ、自分用やパートナーへの贈り物として購入しています。

【オードパルファム】人気のおすすめ3選

オードパルファムは、オードトワレよりも香りが長持ちするのが特徴です。初心者の方は、香りが長く続いても「香害」になりにくい、やさしく香るタイプから試してみるのがおすすめです。

現代のロマンティシズムの体現:クロエ オードパルファム


トップノート(序章)

香りの幕開けは、ピオニー、ライチ、フリージアが織りなす、朝露に濡れたような明るい香りです。特に、ライチがもたらすジューシーでみずみずしいアクアティックなニュアンスは、伝統的なフローラルの香調に現代的なひねりを加え、古臭さを感じさせない重要な役割を担っています 。

ハートノート(核心)

香りの中心、その魂となるのは、マグノリアとスズランに支えられた、紛れもないローズの香りです。しかし、ここで描かれるのは重厚でむせ返るような薔薇ではなく、フレッシュでパウダリー、そして清潔感のある、洗い立てのシーツのようなローズの側面です 。

ベースノート(余韻)

温かみのあるアンバーとシダーウッドが、香りに深みと持続性を与え、肌や衣服の上に長時間留まる、クロエ特有のパウダリーなフィニッシュを創り出します。この官能的な基盤が、香りの物語を締めくくります 。

クロエ オードパルファムは、客観的なデータでもその人気の高さが証明されています。日本の主要ECサイトでは、常にランキング上位を維持し、商業的な成功を収めています。多くの「おすすめ香水」特集でも定番として紹介され、現代のクラシックと呼ぶにふさわしい存在です。

この人気を支えているのは、香りそのものの魅力だけではありません。クロエは「失敗しないギフト」として確固たる地位を築いています。その理由は、ブランドの信頼性、美しいボトルデザイン、そして幅広い層に愛されるフローラルの香りが完璧に組み合わさっているからです。贈る側は安心して選べ、受け取る側も満足できる。この確実性が購買行動を後押ししています。

モダンなロマンスの物語:クロエ ラブストーリー オードパルファム


トップノート(出会い)

香りの始まりは、ネロリの華やかで、わずかに苦味と深みを伴った爽やかな香りです 。この清潔感あふれる柑橘系の香りが、物語のフレッシュな幕開けを告げます。

ハートノート(惹かれ合う心)

物語の核心は、オレンジブロッサムと「幸福の花」と呼ばれるマダガスカルジャスミンが織りなす、官能的なホワイトフローラルのブーケです 。これらの芳醇な花々の香りが、上品でありながら柔らかく、深みのあるセクシーな印象を与えます 。

ベースノート(永遠の誓い)

温かみのあるシダーウッドが、香りの物語を締めくくります 。この落ち着いたウッディノートが、フローラルの甘さに深みと持続性を与え、洗練された大人の女性の余韻を残します 。

クロエ ラブストーリーが多くの女性に選ばれるのは、香りのバランスが非常に優れているからです。レビューでも「甘すぎず爽やか」「どんなシーンにも合う」と高く評価され、使いやすさが際立っています。

自然な花の香りは香水初心者にも受け入れやすく、「安心して使える香水」として定評があります。オレンジブロッサムとジャスミンが織りなす深みのある香調は、上品さと官能性を併せ持ち、日中のシーンから夜のデートまで幅広く活躍します。

日常に溶け込みながらも特別な瞬間を引き立てるこの香りは、現代女性の感性に見事に寄り添っています。清潔感とロマンティックさを両立するその構成が、長く愛され続ける理由です。

洗練された自然主義者:ジョー マローン ロンドン イングリッシュ ペアー & フリージア コロン


トップノート

主役となるのはキング・ウィリアム・ペアー(洋梨)です。甘すぎることなく、ジューシーで瑞々しい、リアルな果実の香りが広がります 。メロンのノートが加えられることで、この水のようなフレッシュさがさらに強調されている点も特筆すべきです 。

ハートノート

繊細でわずかにスパイシーなホワイトフリージアの香りが続きます。これは典型的な英国のフローラルノートであり、洋梨の香りを完璧に引き立て、涼しく風が吹き抜ける果樹園の情景を思い起こさせます 。 

ベースノート

この香りの妙技は、アーシー(土のよう)で落ち着きのあるパチョリのノートにあります。パチョリが、果実と花の香りにエレガントで、わずかに湿り気を帯びたウッディな対比をもたらします。これにより、香りは単なるフルーティフローラルに留まらず、洗練されたユニセックスな性格を帯びるのです 。

この香水は、複雑なニッチフレグランスの世界へ自然に導く「入り口」として完璧に機能しています。成功の鍵は、親しみやすさと洗練性を両立させたバランスの良さにあります。

「イングリッシュ ペアー & フリージア」という名前は、香りの主役がすぐに理解できるシンプルな構成です。抽象的な名称よりも想像しやすく、初めて高級香水を選ぶ人にも心理的なハードルが低くなっています。トップノートは軽やかで心地よいフルーティーフローラル。清潔感があり、誰もが好感を抱く香り立ちが魅力です。

時間の経過とともに、香りは穏やかに変化します。ドライダウンではクリーンなパチョリが顔を出し、深みと上品さを添えます。伝統的に複雑とされる香料を、受け入れやすい形で表現している点が秀逸です。この香りを通じて、一般的なデザイナーズフレグランスでは味わえない奥行きを体験できます。

ジョー マローン ロンドンの中でもNo.1の人気を誇るのは、この「入り口」としての役割を大規模に果たしているからです。使う人の感性を育て、より洗練された香りの世界へと導く力を持つ一本です。

香水とオードトワレの違いを知り、自分に合う香りで自信を

香水とオードトワレの大きな違いは、香料の濃度を示す「賦香率」と香りの持続時間です。

オードトワレ(EDT)は賦香率が5〜10%で、香りは3〜4時間ほど持ちます。軽く爽やかな香りが特徴で、オフィスや普段使いに向いています。

一方、オードパルファム(EDP)は賦香率が10〜15%と高く、香りは5〜7時間続きます。深みがあり、華やかな印象を与えるため、デートや特別な日に最適です。

香りを上品にまとうには、EDTは全体にふんわりと広げるように、EDPは一点に控えめにつけるのがコツです。シーンに合わせて香りの濃さを選ぶことで、印象がより洗練されます。

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